「杉の名刺」を作る高千穂町の甲斐木工所さんに行ってきました。
平成25年9月27日(金)、高千穂町三田井の木工職人 甲斐 勝朗さんの甲斐木工所に行ってきました。
1年ほど前に宮崎県知事の河野知事が「スギ材で作った名刺」を使用されていると、facebookで公表され宮崎日日新聞でも紹介されていました。
甲斐木工所さんは、建具や家具製作を本業とされていて、空いた時間を利用し、スギ製の名刺やはがきを製作されています。
![1379364_581374855263646_661255035_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/1379364_581374855263646_661255035_n.jpg)
電動かんなで約0.1ミリの薄さに削ります。
![1234732_580854638649001_422628158_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/1234732_580854638649001_422628158_n-700x525.jpg)
木目のきれいなスギ2枚の間に、不織布を挟んで手作りのプレスで接着し、厚さ0.3ミリほどに仕上げます。それをカットして名刺やはがきにします。
![559864_580854065315725_1444333322_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/559864_580854065315725_1444333322_n.jpg)
名刺は100枚 2500円で、箱はサービスで付けてくれています。名刺の印刷は、印刷屋さんに別途お願いする必要があります。
![1385407_580854278649037_1631128041_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/1385407_580854278649037_1631128041_n.jpg)
こちらも受注生産のはがきです。
試行錯誤を重ねて作られたスギの名刺は、まず名刺作りに適した材木を入手することから始まるそうです。
建築材の吊り束が一番適しているそうです。
ヒノキなどでも試されたようですが、木が硬くスギのようにはうまくいかなかったそうです。
吊り束とは、桁や梁から吊る場合に使用する束の呼び名で、欄間(らんま)を取り付けた場合の鴨居(かもい)の垂れ下がりを防ぐために、鴨居の中ほどに取り付けられる束のことだそうです。※下図参照
![1377176_580854368649028_1251179961_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/1377176_580854368649028_1251179961_n.jpg)
![1385273_580854518649013_103713428_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/1385273_580854518649013_103713428_n.jpg)
材料を見せて下さいました!
スギの名刺は、木の香りがし、色や木目が材料により異なるため、それぞれの味わいがあり、名刺交換の印象付けにはとても効果的です。
![558659_580948715306260_1764032717_n](http://www.kidukai-miyazaki.jp/wp/wp-content/uploads/2013/10/558659_580948715306260_1764032717_n-700x428.jpg)
もちろん、ご本人の名刺もこのスギの名刺を使用されています!
本業は、建具や家具製作のため、在庫がない場合にはすぐに対応できない場合もあるそうですが、ご了承ください。
スギの名刺を使われてみたいという方は、甲斐木工所さんまでお問い合わせ下さい。
甲斐木工所
〒882-1101 宮崎県高千穂町三田井766-3
TEL・FAX 0982-72-2336