平成28年8月に福岡県筑紫郡那珂川町で開催された、伸建築（のぶけんちく）さんの完成見学会に行ってきました。
　那珂川町は福岡市の南に隣接する町で、現在人口が５万人を超え増加中の地域です。
　伸建築さんは、宮崎県の南那珂森林組合さんと協力し、宮﨑の大きな杉を活かしたこだわりの家づくりに取り組んでいます。

今回は、同じ敷地内に建築された２軒同時の見学会です。
建物は完成していますが、外構はこれから工事の予定です。
２軒とも切妻屋根に落ち着いた色調の外壁で、和風の木造住宅のイメージです。
まずは、手前（西側）の住宅からご紹介します。

遠目からは、落ち着いた木造住宅という感じで、それほど個性の主張を感じませんが・・・。

近づいてみると、大きな軒桁が木材へのこだわりを主張していました。

室内も、スギがふんだんに使われていました。

大黒柱をはじめ、骨太の構造材がしっかりと家を支えています。

リビングの上部は吹き抜けになっています。暑い日も熱がこもらず、涼しくすごせます。

2階居室	階段

 構造材、床板、壁板だけでなく、階段や家具類など木材で作れるものはほとんどスギで作られています。

つづいて、お隣の住宅へ行ってみます。

太い太い柱が軒を支えています。

室内には巨大な大黒柱がそびえ立ち、大きな梁が枝のように伸び、家の中に大木が生えているようになっていました。
見学会の来場者もビックリです。

リビング

リビング

とても気持ちのいいリビングにいると、時間が立つのを忘れてしまいそうです。

玄関

階段

2階居室

床はスギの浮造りです。

ネコの通り道もありました。（扉が取り付けられます。）

木材をふんだんに使った室内は、夏でも涼しく快適にすごせます。
スギの床は適度に柔らかく、膝など関節への負担が少なく足腰を守ってくれます。
大きな木材を使った家は、世界にひとつだけの個性を生み、快適な暮らしと強い愛着をもたらします。